小学校での英語教育について
2008年度から小学5・6年生を対象に小学校の英語教育が開始されました。そして、2011年度に「必修」となりました。そして、2020年より「小学3年生から必修化」「小学5年生から教科化」が始まります。
この取り組みが日本人の英語力にどのように影響を与えるのか・・バイリンガルが当たり前のヨーロッパ諸国レベルに達するようになるのか??とても興味があります。
私たちが学校で学んだような方法だと、まぁ・・無理・・だと思います。
学習方法の問題に加え、日本は他の国に比べ英語に接する機会、時間がとても少ない。そして言語学的に日本語と英語が違いすぎるのも、日本人にとっての英語取得の大きな壁・・となっていると思います。
現在、小学校では「領域としての英語活動」が実施されています。教科でなく領域・・算数や国語のような教科でなく、特活のような位置づけになるようです。
総合的な学習の一環として国際理解教育を実施していくのが目的で、教科でないので、教科書がない・・ので、まぁ何をやってもいい・・という感じです。
教科となると「習得しなけらばならない項目」が具体的になり、テストなども行われ、英語を嫌いになるきっかけを与える可能性が高くなると思います。
なので、領域としての英語活動は、子供たちにとって英語に触れる機会、英語に興味を持ち、英語を好きになる機会を与えるものになれば・・と願います。
小学校がしなければならないのは、英語を教えるのではなく、英語を好きになるきっかけを与えることだと私は思います。
未来的には、小中学校9年間としての英語学習のカリキュラムが、今後の日本のバイリンガル化に大きく影響してくれると、私は考えています。
小学生たちは、英語を好きになり、小学校のうちに出来るだけたくさんの英単語を覚えましょう。そうすると中学校で教科として学ぶ英語がとっても楽しく、簡単なものになると思います。
参考:
新学習指導要領・生きる力 第4章 外国語活動に記述されてい2つのポイント
〇「外国語を用いて積極的にコミュニケーションを図ること」
(1)外国語を用いてコミュニケーションを図る楽しさを体験すること
(2)積極的に外国語を聞いたり,話したりすること
(3)言語を用いてコミュニケーションを図ることの大切さを知ることである
〇「日本と外国の言語や文化について,体験的に理解を深めること」
(1)外国語の音声やリズムなどに慣れ親しむとともに,日本語との違いを知り,言葉の面白さや豊かさに気付くこと
(2)日本と外国との生活,習慣,行事などの違いを知り,多様なものの見方や考え方があることに気付くこと
(3)異なる文化をもつ人々との交流等を体験し,文化等に対する理解を深めること
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